「潜水病」のウミガメに米国で高圧酸素療法、海へ帰れる日待つ

米シアトルで、潜水病(減圧症)と同様の症状を起こしていたウミガメが、人間の治療に使われる高圧室で手当てを受けている。30日には、サンディエゴのシーワールドにあるプールで「試運転」。31日に検査を受けた後、回復していれば海へ戻されることになるという。
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「タッカー」と名付けられたこのウミガメは「オリーブヒメウミガメ」という絶滅危惧種で、体重は32キログラム、20歳程度とみられる。昨年12月、通常の生息地である温暖な南カリフォルニアやメキシコなどから遠く離れた、オレゴン州の沿岸地域で弱っていたところを発見された。

タッカーは肺炎や低体温症などを起こしていたほか、体内に気泡が発生し浮力の体内調節が効かなくなったことで海中に潜れなくなっていた。シアトル水族館の広報担当者ティム・カニホルム氏によると「ライフジャケットを着ているようなものだった」という。
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水族館はタッカーを人間の病院に収容。人間以外の「患者」として初めて、高圧酸素室で治療を受けた。今後、さらなる治療が必要かどうかの検査を受ける。

カニホルム氏は「タッカーは人間に保護されたままで暮らすこともできるが、それはわれわれの目標ではない」と話した。

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